小倉沙耶のやわやわ日和
鉄道アーティスト小倉沙耶の、マイペースな鉄生活ブログ。
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小倉沙耶/こくらさや

Author:小倉沙耶/こくらさや
鉄道アーティスト・都市交通政策技術者・ブライダルトレインMC/プランナーの小倉沙耶です。
デビューしていつの間にやら12年。話す仕事や書く仕事など「鉄道に関わる全ての人がいつも笑顔でいられるお手伝い」をモットーに、鉄道に関わる様々な活動をしています。
どうぞよろしくお願いします。
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明知鉄道シンポジウム
1月20日に、恵那市にて「明知鉄道シンポジウム」が行われました。
これは、少子化やモータリゼーションの進展などによる明知鉄道の利用者減少、厳しい経営状況を何とか打開できないか皆で考えようというもので、明知鉄道連絡協議会さんが主催されたものです。
明知鉄道の方からお呼びいただいたので、参加させていただきました。


講師にJR東海相談役の須田寛さんをお招きし、『明知鉄道と「観光」』というテーマで、観光の定義や鉄道と観光のあり方等をご講演頂きました。


実は明知鉄道は、イベント列車のパイオニアなんです。
有名な「寒天列車」をはじめ、今までに数え切れないほどの企画列車を走らせてきました。
昨年秋の「きのこ列車」は1ヶ月先の予約まで埋まっているほどの大盛況。
・・・それでも、やはり赤字なのです。


第3セクターの鉄道会社は、市や県からの補助で運営資金をまかなっています。
市や県のお金は、元をたどればその地域に住む方々の税金です。
まさしく「私たちの鉄道」。
たとえば、鉄道会社が赤字になり、市や県の補助金が増えたとします。同時期に税金が上がりました。
「赤字の鉄道のせいで税金が上がった!こんな鉄道つぶしてしまえ!」
と思うか
「税金が上がってしまったけれど、大切な鉄道だから守ってあげなくては」
と思うか・・・
後者の考えを増やしていくことがポイントだと思います。


沿線の方々にとっては明知鉄道のイベント列車は「日常風景」です。
須田先生は「観光とは非日常」と仰られました。
では、少し切り口を変えて「地域全体をワクワクさせる何か」を生み出せる鉄道になれば、黒字にはならなくても、地元の鉄道を何としても守ろうという意識が少しずつ根付くのではないでしょうか。


最後に、感動したことを2つ。

①関係者の方や地元の方の熱意で、今回のシンポジウムは立ち見も出るほど沢山の方がお越しになりました。
そして、アンケートにはびっしりと意見が書かれていましたし、パンフレットにも細かくメモがとってありました。
皆さんが、明知鉄道のことを真剣に考えてくれているのだなあ、と感動しました。

②シンポジウム前、明智駅前で様々なイベントが行われたのですが、中心となって動いて下さっていたのは、商工会の青年部の方々でした。
シンポジウム終了後、青年部の打ち上げが行われたのですが、場所は居酒屋等ではなく、明知鉄道の貸切列車内でした。
身近なところから「乗って残そう」を実践していらして、とても嬉しかったです。
夕暮れ時の明智駅ホームから、明知鉄道の方々と一緒に、去りゆく列車にいつまでも手を振り続けました。



この記事に対するコメント
なるほど。
色々な取り組みがあっても、それが根付くのが一番大事だと思うのですが、
①や②で見る限り、明知鉄道のそれは根付いている(根付きつつある)のだなと
感服する次第です。

利用者の増減に加えてシャレにならない燃料費とか(特にローカルの気動車路線は)
大変ですけど、地方鉄道頑張ってほしいですね。
【2008/01/22 22:42】 URL | あいち #- [ 編集]

地方交通問題
小倉さん、これは奥深い問題ですネ。
確かに便利さを求めると公共交通機関の存在は扱いが疎かになってしまうと考えます。
ただ言えるのはモータリゼーションの波に飲まれるのではなくその利益を得た者がどう社会還元をしていくかが今後の鍵となって行くと思います。
何れにせよ今私達が出来る事は切符を買って乗る事が大切です。
【2008/01/22 23:02】 URL | 電気釜56号 #GpT49UKE [ 編集]

感動的ですね…
読んでてちょっと感動しました…(T^T)

確かに、市や県からのお金、私たちの税金から鉄道を営業するのは大変ですよね…。

守るためには、私鉄以上に地域の方々から愛着を持ってもらう努力をしないといけないんですから…。

ここで僕が、明知鉄道ひいては第三セクターの鉄道に対して出来ることはかなり少ないとは思いますが、より地域の人に愛着を持ってもらい長く運行されることを願ってやみません(>_<)
【2008/01/22 23:06】 URL | ひろもん #- [ 編集]

場所が変われば・・・
 愛すべき三木鉄道は4月にはなくなってしまう。それは住民理解がないとか、
経営方針が良くないとかだけではなく、ある種の先天的な要因があるのでは
ないでしょうか。

 第三セクター運営というくくりでいけば、他社ではうまくいっている事でも
三木鉄道には合致しない場合も多いはずです。

 そもそもの始まりを考えてみれば、三木鉄道に限った話をすると、国鉄
三木線からの転換で始まったのは既知の事実です。地域性の問題からも
鉄道輸送がmustではなかったのかも知れません。

 鉄道好きとしては、無くなる事は悲しいこと。必然性を持って残る鉄道に
なればいいと思います。

偏ってしまって申し訳ないです。
【2008/01/23 00:33】 URL | hitope #mQop/nM. [ 編集]

本当にそうですよね
鉄道がなくなると、過疎化が一気に加速します。
それだけ鉄道というものが、これだけ車社会になった今でもとっても重要なのだと思います。
第3セクターは「おらが町の鉄道」そのものです。
とっても大切なことだと思います。
【2008/01/23 07:19】 URL | ラスカル #- [ 編集]

愛着
地域の方々から愛着を持たれることは重要だと思いますね。
廃線の危機にあった和歌山電鐵貴志川線はそれが実を結び、今がある訳ですし。

茨城交通湊線なども地元主体で生まれ変わる方向で進んでますし、地元から愛される鉄道となっていって欲しいですね。

私達は実際に乗ることでしか、役にたてないかもしれませんが。
【2008/01/23 07:33】 URL | FUSOきゃろる #bstFT5sg [ 編集]

もしかして…
須田先生(さん)って、元JR東海の社長ですか?
【2008/01/23 12:41】 URL | JRセントラル #- [ 編集]

こちらでも・・
私の地元でも、わたらせ渓谷鉄道があぶないです。

でも、同じような催しが開かれても、立ち見が出るほど人は集まらないでしょうね。
明智鉄道がうらやましい。
【2008/01/23 12:43】 URL | かんとく #- [ 編集]

オリジナリティーとノスタルジー
これは大変難しい問題ですね。机上の空論ならいくらでも出来るのですが、現実を無視しては、本末転倒でしょう。今、明知鉄道の主たる乗客はどんな層なのでしょうか。出発点はそこでからでしょうね。

観光客を呼び込むことと、地元の方々が、明知鉄道に乗りたいと思える環境を作ることしかないと思いますが、問題はその方法論ですね。

実例はありますが、レールバスに転換して、停車場を増やして乗りやすい環境を作る。JRに乗り入れする。国鉄時代の旧型車両を休日に走らせる。車両はレンタルする。(ディーゼル車や客車列車)所景色が一番良い時間にゆっくり走る列車を走らせる。鉄道マニアだけでなく、一般の人も懐かしさを感じるセールスポイントがあればいいなと思います。

営業会議みたいな発言で申し訳ありません。軽く読み流してくださいね(笑)
【2008/01/23 13:17】 URL | エンチャン #- [ 編集]

第三セクター問題
この問題は、とても難しいですよね。
第三セクターであっても、やっぱり企業ですので、どうしても採算や利益追求に走ってしまいますよね。
そのなかで、地域の住民の方々の努力ってものを非常に感じられ、感動しました。
やっぱり、自治体だけでなく住民の方々も一生懸命頑張っておられるのがとても伝わる内容ですね。

鉄道をはじめとした公共交通機関というものは、過疎地において(特にお年寄りの方々)は、必ず必要なものだと思います。
今回、三木鉄道が廃止になり、また高千穂鉄道も廃止になってしまいます。
非常に残念な事です。

今後も、この様な問題が起き、鉄道・バスが廃止される事が多々出てくるのが、今の現状かもしれませんね。
明智鉄道さんをはじめ地元の方々には、この様な事にならないよう、頑張って欲しいですね。
何も、出来ない私が情けない気がします…
【2008/01/23 16:02】 URL | のぶたん #- [ 編集]

存続か?廃止か?
一方では環境問題。他方では道路建設。世の中は、少子高齢化。

そんな世の中で、道路ばかり充実させて、公共交通が減ってゆく。

机上で考えられている方は、あたらしく道路ができる土地に行ったり、
廃止される鐵道に乗ったりされているんでしょうか?

九州新幹線ができて、一時間に一本特急が走っていた鹿児島本線出水-川内は、
第3セクター化肥薩おれんじ鉄道になりました。
新幹線の駅がない町はどうなっていくのでしょうか?

ある本に書かれていました、
ある鐵道会社で、ある駅の周辺の住民から、
ある時間に列車が走ってないので走らせてほしいと要望が多く集まった。
そこで、その鐵道会社の社員が、要望の高い時間帯に行ったが、
駅には誰もいなかった。
その社員は、上司に見たままを報告した。
マクロとミクロの両方を見る眼を持たないと、大きな落とし穴に落ちそうです。

イベントだから乗る鐵道ではなく、普段履きの鐵道だから乗りたい。
そのために、ファンは何をすればいいか・・・それを考えたいですね。
【2008/01/23 22:05】 URL | タマ #Kv1RWoig [ 編集]

こちらでも。。。
わたくしの家の近くを走る鉄道も廃線の話しが出ています。
でも、ひとつ良いところをあげると
大きな無料駐車場を持ったパークアンドライド駅があることです。
駐車場を整備したことで車通勤していた人が少しずつ電車通勤に戻りつつあるようです。
渋滞も多いしガソリン代も高いですからね
【2008/01/23 22:54】 URL | やっぽ #- [ 編集]

すばらしいですね
沿線住民も鉄道会社の姿勢も。
だからシンポジウムにそれだけ多くの人が集まるのでしょうね。
それも地元の若いメンバーも協力してっていうのも嬉しい。

第3セクターといえども企業です。最終的には鉄道存続に向け前向きに、自治体がどれだけバックアップができ、沿線住民がどれだけ利用することができ、鉄道会社が生き残るための努力ができるかですね。

「地域全体をワクワクさせる何か」・・・大切な事だと思います。
みんなの意識を変えることでもあり、地域・鉄道の活性化という意味においても。

私が明知鉄道存続のために出来る事と言えば「乗りに行くこと」ぐらいしかありません。
収入的には鉄道会社にとっては微々たるものですが、これを機に自分の地域の鉄道について考える機会にはなるでしょう。

鉄道を廃止することは、代替の交通機関がある限り簡単に出来てしまいます。
が、再び鉄道が必要だと思ったときに鉄道を造るのは簡単なことではありません。

鉄道で全国と自分の街が繋がってる安心感、忘れないで頑張って欲しいですね。
【2008/01/24 23:54】 URL | ごりら #cUrjnEz. [ 編集]

貸切列車での打ち上げ
貸切列車での打ち上げ、赤字ローカル線を救う手段としてなるほど感心しますね。
大阪でも阪堺電気軌道は経営が苦しいので、そう考えると鉄道仲間との打ち上げで貸切で使ってみるのもいいなと思いました。阪堺は貸切にも熱心ですから。

一般に第3セクター鉄道は赤字があるとしても、輸送密度が2000人/km/日を割り込むようですと税金による補填だけでは苦しくなってくるわけで、黒転とまでは言わなくても、赤字を減らす努力は必要ですよね。

>JRセントラル さん

その通りで、須田さんはJR東海の社長・会長を歴任されています。
鉄道友の会の会長もされておられまして、私も10月のブルーリボン賞授賞式でお会いしてきました。
【2008/01/25 00:59】 URL | うえしょう #8oDWknuw [ 編集]


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